■植栽・移植編

庭に木を植えたいのですが、場所、環境などの注意点を教えてください。

水はけは、土質によって決まります。土質は改善することが可能なので、水はけが悪いと感じる場合は、調べて改善する必要があります。

庭木の配置をするのには、どのような工夫をすればよいですか。


庭木に毎日水をやっているのに枯れてしまいました。どうしてでしょう。


アオキが何年たっても実がつかないのですが、どうしてでしょうか。

■土壌編

庭木にはどのような土が適していますか。

スコップなどで簡単に掘れる土で、黒色または、褐色で軽くふっくらしていれば、水はけがよくて乾燥しにくい庭木の育成に適している土だと考えられます。

庭を芝生にしたいのですが土が悪いようですどうすればよいのですか。


挿し木用の土はどんな土が良いのでしょうか。


土壌改良材について教えて下さい。

1)有機質系
動植物の遺体を主とした加工物で、泥炭、亜炭系(ピートモスなどでpHに対する緩衝能を強める、保肥力の増大、腐植質の増大などの効果)、バーク系(土壌の膨軟化、微生物の活動を活発化する、土壌物理性の改良、保肥力の増大、養分の供給、腐植質の増加などの効果)などがあります。
2)無機系
鉱業製品を高温処理、粉末にして多孔性の物質に変えたものがほとんどです。これらは、表面積が大きく、塩基性置換容量、膨潤保水性が高いため 土壌の透水性や保水性を改良し、肥料分を吸着させます。
■病害虫編

苗木にアブラムシがたくさんついています。どうしたらいいのでしょうか。

種類も多く根に寄生するもの、葉や新芽を縮れさせるもの、葉にコブをつくるものなどもいます。
また、枝葉にカビがつくスス病、葉がまだら模様になったり、縮れたりするモザイク病などをひきおこす原因にもなります。 対策としては、早期にオルトラン・スミチオン等低毒性殺虫剤を散布し駆除します。 予防としては、反射光を嫌うので、根元にアルミ箔などを敷いておくのも効果があります。

桜などに多い病害虫を教えてください。

てんぐす病とは、ほうきのように無数の枝がでる病気です。
予防方法は冬の間に1〜2回、ダイセンや銅水和剤、石灰硫黄合剤などを散布しておきます。
治療方法は、枝のつけ根から取り除き、癒合剤を塗っておきます。

カイガラムシの駆除方法を教えてください。

薬剤で駆除するには、ふ化直後をねらうのが重要です。ふ化期が解ったら、スミチオン、オルトランなどを1週間おきに2〜3回散布すれば効果が高まります。
ふ化期以外では、冬の休眠期にマシン油乳剤の散布が有効です。

マツケムシ(マツノカレハ)の退治を教えてください。

成虫は7〜9月に現れ葉に卵塊を産みつけます。かえった幼虫は秋まで食害しますが被害は少なくあまり目立ちません。しかし越冬した幼虫は4月ごろから葉を暴食し,大害を与えた後,樹上で繭を作って蛹になります。防除の適期は抵抗力の小さい9〜10月,あるいは4月〜6月の若い幼虫期である適期にディプテレックス粉剤を散布します。

もち病がついて困っていますがどうすればよいでしょうか。

■庭作り編

庭を作りたいが何からはじめたら良いか?

3番目に何を庭に置くのかを考えます。植物はどんなものを植えるのか、草花を多くするのか、樹木を多くするのか。また、石やガーデンファニチャーのような小物を置くのかも全体のバランスも含めて考えます。

樹木はどのように選べば良いのか?

たとえば夏は木陰を作り冬は日当たりを良くするよう落葉樹を、居住スペースにあった場所に配置したり、近隣との視線を気にするのであれば常緑の樹木を配置したりします。 また、花木も開花が同じ時期だけに集中しないように時期の異なる樹木を選んだりもします。 ただ、これはあくまでもお客様の要望、好みが一番に優先しますので、針葉樹だけの配置もされる方もいます。自分の好みを確認しながら探してみてください。

庭造りにはどれだけの予算が必要か?

お客様の要望を伺い、プランを作り、見積りを出して初めて金額が明確になります。
最初に、「こうしたい」という要望を全部だして、見積りを出してもらい自分の予算に合うように調節して最終の金額を決めていってはどうでしょうか。

限られたスペースでも庭が作れるか?

このような場合は、植物の組み合わせや、植えこみスペースの形状に変化をつけるなどして工夫次第では広がりのある庭造りが出来ます。
狭いスペースでは、狭さを感じさせないように目線をさえぎらないプラン、庭のスペースが日陰にあたる時には明るい色の植物を配置したプラン、道路から玄関へのアプローチがまっすぐな時は目線をさえぎるようなプラン、植栽を少なくし石やレンガ、工作物などで変化を付けたプランなど条件に応じたアイディアは業者に相談することで解決方法が見つかります。
自分のスペースの弱点を逆に活かすことで良い庭造りにつながります。